【実体験】株価指数CFDで大損!インデックス投資でもレバレッジをかけるのは危険!

インデックス

近年、インデックス投資が注目され、多くの投資家が市場全体の動きに連動するETF(上場投資信託)やインデックスファンドに資産を投入しています。その中で、一部の投資家がインデックス投資にレバレッジをかける手法を採用しているものの、これには慎重な検討が必要です。

今回は、筆者が株価指数CFDで大損した話や、なぜインデックス投資でもレバレッジをかけることが危険なのかについて詳しく掘り下げていきます。

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筆者は、2021年頃から某証券会社で株価指数CFD取引を始めたのですが、その時に購入した主な銘柄が次のようになります。

NYダウ30、S&P500、ナスダック100、ユーロ50、イギリス100、ドイツ40、上海A50、 香港H、日本225、WTI原油

2021年はコロナ禍の金融緩和により、株価は好調だったのですが、2022年のウクライナ侵攻をきっかけとした株価暴落が発生したのです。

筆者の保有銘柄は4〜5倍のレバレッジをかけており、ロスカットに備えて現金も準備していたのですが、株価暴落に合わせて、円の暴落が起きたことで資金が底をつき、資産のほとんどをロスカットすることになってしまったのです。

結果的に見ると、ロスカットが発生した株価がチャートの底であり、その後上昇しているので、ロスカットを耐えられていれば助かっていたことになります。しかし、結果論であり、もっと大きな損失を被っていた可能性もあるので、レバレッジの怖さを思い知らされることとなりました。

レバレッジ投資の主な種類には、信用取引・先物取引・FX・CFD等があります

レバレッジ投資とは、借金を使って投資を行う方法です。自己資金以上の金額を投資できるため、 少ない資金で大きな利益を得られる可能性があります。

例えば、レバレッジ3倍の投資の場合、100万円の資金で300万円分の投資を行うことができますので、大きなリターンを得る可能性もありますが、レバレッジ投資には大きなリスクも伴います。

大きな損失を被る可能性

レバレッジ投資は、利益だけでなく損失も数倍になるという点に注意が必要です。

例えば、レバレッジ3倍で100万円を投資し、市場が10%下落した場合、損失は30万円となります。

場合によっては、投資資金を全て失ってしまうだけでなく、借金が残ってしまう可能性もあります。

資金管理が難しい

レバレッジ投資では、常に市場の動きに注意を払い、適切な資金管理を行う必要があります。

市場が大きく下落した場合、追加証拠金を要求される可能性があり、資金を調達できなければ、強制決済されて損失が確定してしまうこともあります。

心理的な負担が大きい

レバレッジ投資は、常に損失のリスクがつきまとうため、精神的な負担が大きくなります。

市場の動きに一喜一憂し、冷静な判断を下せなくなる可能性もあります。

インデックス投資は、長期的な視点でコツコツと資産を増やす投資方法です。

レバレッジをかけることで、短期的には大きな利益を得られる可能性もありますが、長期的に見るとリスクの方が大きいと言えます。

インデックス投資でレバレッジをかけるべきではない理由を、以下に詳しく説明します。

インデックス投資は長期投資である

インデックス投資は、市場全体の成長に投資するものです。

市場全体の成長は、長い時間をかけてゆっくりと進んでいくため、短期的な利益を狙うよりも、長期的な視点で投資することが重要です。

レバレッジ投資は、短期的には大きな利益を得られる可能性がありますが、長期的に見ると、損失を被る可能性の方が高くなります。

リスクを抑えることが重要

インデックス投資は、分散投資によってリスクを抑えることができます。

しかし、レバレッジをかけることで、リスクが大きくなってしまいます。

長期的な資産形成を目指すためには、リスクを抑えることが重要です。

コツコツと積み重ねることが大切

インデックス投資は、コツコツと積み重ねることで、長期的に資産を増やすことができます。

レバレッジをかけることで、短期的には大きな利益を得られる可能性もありますが、長期的に見ると、損失を被る可能性の方が高くなります。

コツコツと積み重ねることで、着実に資産を増やしていく方が、確実な方法です。

レバレッジ投資は、あくまでも一部の資金で行うようにしましょう。

生活資金や緊急資金をレバレッジ投資に使うのは、絶対に避けてください。

レバレッジ投資を行う場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 十分な知識と経験を積んでから始める
  • リスクを理解し、許容範囲内で投資する
  • 資金管理を徹底する
  • 心理的な負担に、耐えられるようにする

十分な投資経験があっても、レバレッジ投資には危険が伴います。

レバレッジ投資の代わりに、以下の方法を検討してみてはいかがでしょうか。

  • 積立投資 :毎月一定額を投資することで、長期的に資産を増やすことができます。新NISAやiDeCo等を利用すれば、税制面のメリットも享受できます。
  • 個別株投資:企業を分析し、成長が見込める企業の株に投資することで、高いリターンを得られる可能性があります。
  • 投資信託 :プロに運用を任せることで、手間をかけずに投資することができます。

これらの方法は、レバレッジ投資よりもリスクが低く、長期的な資産形成に適しています。

インデックス投資は、長期的に資産を増やすための有効な手段です。レバレッジをかけることで、短期的には大きな利益を得られる可能性もありますが、長期的に見ると、リスクの方が大きいと言えます。

インデックス投資でレバレッジをかけるべきではない理由は、以下のとおりです。

  • インデックス投資は長期投資である
  • リスクを抑えることが重要
  • コツコツと積み重ねることが大切

レバレッジ投資を行う場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 十分な知識と経験を積んでから始める
  • リスクを理解し、許容範囲内で投資する
  • 資金管理を徹底する
  • 心理的な負担に耐えられるようにする

インデックス投資は、長期的な視点でコツコツと積み重ねることで、着実に資産を増やすことができます。レバレッジ投資は、あくまでもリスクを承知で、一部の資金で行うようにしましょう。

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